テレビなどで聞いたことのある方も
いらっしゃるかもしれませんね。
河津桜とは、静岡県賀茂郡河津町(東伊豆から中伊豆への中継点)に咲く早咲きの桜のことで、
「大島桜」と「緋寒桜」の自然交配種と推測されています。
桜の歴史はまだ浅く、
昭和50年4月に河津町の木として指定(命名)された
新しい品種です。
河津町に住む飯田さんという方が、
昭和33年に河津川沿いで偶然見つけた桜の苗を
大事に持ち帰り、自分の家の庭先に植えたのが
河津桜の始まりといわれています。
最初の花が咲いたのは8年後の昭和41年でした。
その後、町内に植えられた桜の数はおよそ8,000本にも上り、
今では町のいたる所で見ることができます
花の開花は1月下旬より始まり、花持ちが良く、
およそ1ヶ月に渡って開き続けます。
やや普通の桜(ソメイヨシノ)と比べると花びらのピンク色が濃く、
花も大きめなのが特徴です。
開花時期一ヶ月の間に、その色は徐々に薄くなっていくそうです。
特にここ数年、河津桜はその知名度を増してきました。
また、本州の中ではいち早く咲く桜なので、
ソメイヨシノを待ちきれない桜ファンが
桜の開花時期にはどっと押し寄せるようになりました。
そんなわけで、この時期の河津は観光客で大変賑わっています。
河津町の河津桜の花見どころは、
町内の数ヶ所に別れてあるようですが、
メインは河津川に沿った約400メートル程続く桜並木です。
河津では、2月〜3月にかけて、
河津町観光協会による「河津桜まつり」というイベントが催されており、
会場を設置して出店をするなど、町を挙げての観光振興を図っています。
この祭りの時期は、平日でも電車(伊豆急)、大型観光バス、
自家用車で多くの人が河津を訪れています。
そういえば、この頃は、新聞などで河津へのツアーの案内も
多く見かけますね。
この伊豆の河津桜を植栽して、
数年前から桜まつりとしてイベントが行われているのが、
三浦海岸(神奈川県三浦市)です。
三浦海岸の河津桜祭りのメイン会場は、
駅から離れた場所にある小松ヶ池公園です。
京浜急行・三浦海岸駅からこの小松ケ池公園にかけて、
約1千本の河津桜が咲いていて、
ちょうどよいお花見コースとなっています。
メイン会場の小松ヶ池公園は、皇太子様も訪れたという
自然あふれるスポットのようです。
また、三浦海岸桜祭りでは、フォトコンテストも
開催されています。
小松ケ池公園が絶好の写真撮影スポットのようですので、
ぜひ河津桜を写真に収め、記念にコンテストに応募してみるのもいいでしょう。
見事だと称賛されている河津町、自然がいっぱいの落ち着いた印象の三浦海岸。
私はどちらの河津桜も見てみたい!と思います。
それぞれの良さをこの目で確かめてみたい!
桜には、確か癒し効果があるんでしたっけ・・・。
今年のお花見は、どこに行こう?一足お先に、
河津桜を見に行ってみようかな?